フギレミヤマスミレ (斑切深山菫)
参考提供資料』  フギレミヤマスミレ
交雑親
エイザンスミレ
エイザンスミレ ( 2n=24 )
Viola eizanensis (Makino) Makino
ミヤマスミレ
ミヤマスミレ ( 2n=24 )
Viola selkirkii Pursh ex Goldie
学名
Viola x sp.
フギレミヤマスミレ : Viola eizanensis x V. selkirkii
(旧称): Viola selkirkii f. laciniata Nakai
茎の形態 無茎種間の交雑種
生育環境 山地の草原や比較的明るい落葉樹林下で見られる可能性がある。
両親の好む生育環境には明るい樹林下という共通点がありながら、別要素として、フモトスミレは比較的乾燥ぎみの環境を、サクラスミレは多少の土壌水分を求めるという違いがあるためか、両親の自生ポイントが少し離れていることが多いと言われる。
分布 国内
海外
補足
花の特徴 形状 小輪から中輪。側弁は無毛。
色は淡い紅紫色から紫色。
太い円筒形。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 卵状披針形HELP!。不規則な切れ込みが入る。
裏は茶褐色を帯びていない。
補足 ほとんど無毛か短毛が僅かに見られる。
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本
参考情報
その他 赤石岳で1921年に小泉秀雄博士が採集した個体を、中井猛之進博士WHO!がミヤマスミレの変化の一つとして発表したことがある。後に浜栄助氏WHO!の調査により交雑種とされた。
根から不定芽を出すミヤマスミレの性質を受け継ぐ個体がある。(「スミレ事典(出典:S001) (三木順一氏WHO!)」より)
 未見の交雑種の写真を提供していただきました。花を見ただけで、一方の親は明らかにミヤマスミレだろうと推測できます。もう一方の親が特定できなかったようですが、離れた場所でエイザンスミレを見出したそうです。同様にエイザンスミレを片親に持つオクタマスミレを彷彿とさせる独特な葉を持っているようです。フギレミヤマスミレの可能性が高いと推定できる個体です。
2010/01/18


 (2010/01/18) Latest Update 2023/08/06 [100KB]

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