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キスミレ
 この季節に阿蘇くじゅう国立公園を訪問することは、もう7年越しの想いだったのです。南に位置する九州は暖かいのだろうという思い込みがあって、十分な情報もなく3月中旬に訪問したのが1999年のことでした。その時のターゲットは、勿論、キスミレの群落だったのです。
 而して、その広大な山肌には、小さくて黄色い花が一面に敷き詰められ、「嫌という程」という表現が当てはまる規模の大群落を目に焼き付けてきました。でも、その様子を、余り大きくない画像として表示しようとすると、うまく雰囲気が伝わらないということが分かったのです。そこで、ここでは「野焼きの痕跡」が伝わるような写真を選んでみました。焼けた枯れ草の「黒」が、鮮やかな「黄」の引き立て役を演じているようでした。
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