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エゾアオイスミレ 進む→
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 この山を登って困ったのがこのすみれでした。まだ展開していない葉は、先が尖っているようにも見えます。これはエゾアオイスミレの特徴なのですが、困ったことに全ての葉ではなくて、先が鈍角で全体に丸い葉も見られたのです。また柱頭の形の方は一般的な棒状に近くて、エゾアオイスミレに見られる極端な鍵状の曲がり方ではありません。では、アオイスミレのように匍匐枝(茎)が地面を這いまわっているかと言えば、そんなことはなくて、茎も葉もスッと立ち上がっています。そもそも他のすみれたちが咲き揃っている4月末ですから、標高が高めだと言ってもアオイスミレの花期が終わっているのではないかと思いながら、十分な確認ができませんでした。一応、エゾアオイスミレと認識していますが、余裕を持つことが大事ですね。この日は出足が遅くなってしまって、先を急ぐ気持ちが強かったのです。
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