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 白い花の話が続いていますが、やはり1,000m級の高原にフモトスミレが咲いていた話です。フモトスミレの内でも比較的分かりやすいもので良かったなぁと思います(笑)。ただ、赤い花茎が長くて目立つ変わり者です。薄い黄緑色の苔のクッションに濃い緑色の葉と赤い花茎、なかなか良い配色ですよね。
 ところで、これは葉の中央を走る主脈が白いタイプ、すみれの世界では「コンピラ」と呼ばれる白斑の入り方です。付近には側脈にも白斑が入るタイプや、それが更に鮮明に出て地色も濃いタイプなどの変化が見られました。もっとも、これらは小さな変異です。フモトスミレは変化が大きくて曲者の範疇に入る種ではないでしょうか。
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