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オオバタチツボスミレ 進む→
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 とても大きくて艶やかな花色のすみれと言えば、やはり、このオオバタチツボスミレでしょう。今回の旅では、どうしても見つけたいと思っていました。隣にいるのはクロユリです。本州なら、ともに標高1,500mから2,000m級の高山帯で見られる植物たちですが、ここは海面とほぼ変わらない砂洲に拡がる「海岸草原」と呼ばれる環境なのです。
 珍重されていると呼んで良い存在だと思いますが、正直言って見飽きる程の自生数でした。隣が百合と分かれば、その大きさが分かるでしょう。さすがに染色体数2n=96です。すみれの園芸化で知られる鈴木進氏WHO!がオオバタチツボスミレを「大きく美しい」としながら、「交配がかなり難しい」と表現していたことを思い出しました。孤高の存在感を示す種の一つだと思っています。
 オオタチツボスミレと一文字しか違わない名前ですが、オオバタチツボスミレの方が一回り大きいイメージです。
特に葉が大きくて、適切な命名だと再認識しました(ただし、自分で別の表現をしていることあり)。
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