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ニオイタチツボスミレ

 すっきりした青紫の花ですが、さて、これは何でしょう。どうやらニオイタチツボスミレのようですね。でも、何か雰囲気が異なります。あ、花の中心の白い部分が極端に少ない!

 あるべき特徴が、あるべき場所にないと、まるで違って見えるもの。同行の友人はすみれの図鑑を買ったばかりですから、余り悩ましい型ではなく、一目でわかるような典型株を見せたいところですが、山道での偶然ですから仕方がありません。

 葉がタチツボスミレに比べて丸めであるとか、形状の違いで説明しようと試みたのですが、根本的に顕著な違いがある訳でもなく、具合が悪いことに、目の前の個体は葉先が妙に尖っています。書籍を開いて「普通はこのように中心が白い」と説明していたら、なぜか中心が白いタチツボスミレの群落が現れました。意地の悪い山道です(笑)。

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 この友人、被写体の光線や構図にうるさいのです。長く映像の仕事をしていたので、自分でカメラを持っても譲れない線があるのでしょうね。特にピントが微妙にズレると言って悩みまくっていました。
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