←戻る
次へ進む→
ニオイタチツボスミレ 進む→
次へ進む→
 まるで無茎種のような姿で大きな花を咲かせているのはニオイタチツボスミレです。発芽が遅れていたところに急に気温が上がり、驚いて花を咲かせてみた!という図でしょうか。周辺は赤松林で、見た目より柔らかい赤松の細い葉がふかふかのクッションのように降り積もっています。強烈な太陽は適度に遮光されるけれども基本的には明るい環境、これがニオイタチツボスミレやスミレなどにはぴったりマッチしているのでしょう。
 日本に自生するすみれたちは多くが無香または微香で、更に短期間で消えてしまう傾向があります。でも、ニオイタチツボスミレの場合、このように花をキリッと咲かせている間は裏切られることが少なくて、さわやかな香りを楽しむことができます。ただ、芳香の強さと芳しさでは、名前が「匂い」などと形容されていないシハイスミレがピカ一ではないかと思っています。
 ここは幼稚園で遠足に来た場所ですが、遠い・・・。片道10Kmはあります。子供が本当にここまで歩いたのだろうかと訝ってしまいました。途中までバスだったのか、そこまでは覚えていません。
ページのトップへ戻る