鮮やかな色の花がいっぱい咲いています。「夏すみれ」と呼ばれるトレニア(コマノハグサ科トレニア属)という非耐寒性多年草ですね。熱帯アジアやアフリカ原産の植物の末裔ですから、日本では冬越しができないようで、一年草的な扱いになっています。これは先週撮影したもので、花期がとても長いことが分かります。
この他に白い花を見たことがあるのですが、黄色系もあるそうですね。実は、同属との交雑種もあり、また、人為的に突然変異を誘発する方法や遺伝子組換えなどが容易な性質を持っているそうで、幾つかの手法を組み合わせて、短期間で驚くほど多くの変異を生み出すことができるとか。今後、より一層カラフルで多彩なトレニアが花壇を彩るようになるのでしょうね。