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オキナワスミレ 進む→
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 沖縄本島のオキナワスミレです。シマジリスミレとの比較ですが、学名は Viola utchinensisViola okinawensisで、ややこしいことに前者がオキナワスミレです。自生地が隆起珊瑚の崖である点は共通ながら、一方は内陸部、他方は沿岸部。全体に似た印象があるけれど細部では違いがあり、では近縁種かというと、実は別のグループレに属すとされるのが、これまでの一般認識でした。
 ところが、最新知見で両者は少なくてもタチツボスミレ類に近い同じグループに属すことが判明しています。ウラジロスミレ類ではなかったことになり、結果、オリヅルスミレは国内で仲間を失ってしまいました。
 どうした訳か、オキナワスミレの染色体数が分からないままです。南西諸島には2n=22または44という変わり者が多いのですね。
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