夜に降った小雨で苔生した岩だらけの道が滑り、山道を登るのに少し苦労しましたが、目標としていた地点まで辿り着くことができました。この一帯は、所謂、霊場であり、由来を調べれば、平安時代の空海(弘法大師)が登場します。参道が8Kmに及ぶ修験の山です。
雨に濡れたシハイスミレの葉は艶々していますね。太陽の当たり具合に依るのか、既に果実ができている個体も見られました。この旅では、あちこち広域で見かけましたが、決して個体数が多いという訳ではなさそうでした。このような姿ばかりで、マキノスミレ風な個体は見かけていません。ところで、周辺にタチツボスミレの小さい葉が写り込んでいますが、コタチツボスミレ(シーボルト型)です。