交雑親 ミヤマスミレ ( 2n=24 )Viola selkirkii Pursh ex Goldie ヒナスミレ ( 2n=24 )Viola tokubuchiana var. takedana (Makino) F.Maek. 学名 Viola x sp. ミヤマヒナスミレ : V. selkirkii Pursh ex Goldie x tokubuchiana var. takedana (Makino) F.Maek. 茎の形態 無茎種間の交雑種 生育環境 山地の比較的明るく、土壌湿度が高い落葉樹林下で見られた。 分布 国内 海外 補足 花の特徴 形状 中輪。側弁は無毛。 色 色は淡い紫色から紅紫色。観察した個体群では、花弁の裏面に紫色の筋が、まるで葉脈のように浮き上がっていた。白っぽいヒナスミレの花弁と、赤紫色のミヤマスミレ由来で、中間色にならず、両方の色が部位を分けて発現したものと見られる。 距 コロッとして太い円筒形。 花期 普通、両親と一緒に花を咲かせていた。 花柱 虫頭形。 芳香 無香。 補足 萼片はミヤマスミレに印象が近く、茶褐色をしており、まばらに毛がある。 葉の特徴 形状 心形もしくは卵状披針形。葉先端部は尖り、粗い波状の鋸歯がある。白い短毛が疎らに見られる。 色 裏面は薄く茶褐色を帯びている。 補足 ミヤマスミレの場合、基部は湾入して、耳状に張り出した部分が互いに重なる傾向があるが、この交雑種では重ならない。 根の特徴 絶滅危惧情報 基準標本 参考情報 その他