少し大柄なミヤマスミレでしょうか。でも、葉を見ると、所謂「披針形」というヤツで、先端が尖っています。お話を聞くところによると、ミヤマスミレとヒナスミレの自然交雑種と見ているそうで、なるほど、見事に両方の特徴が出ていますね。
ミヤマヒナスミレ(俗称、交雑種)と呼んでいるとのことなので、分かり易いですから、それに倣うことにしました。自生地は土壌水分が多いのに、陽光が遮られて暗いということはない環境で、周辺にはたくさんのミヤマスミレが同居しています。個体によってはミヤマスミレと似ており、当初、戸惑いもありましたが、早々に、花冠の大きさや形、葉の形態、そして花弁の色合いで見分ける術が身に付きました。