ヤミゾスミレは学名、標準和名が整っています。上記論文が正規の発表とみなされたのでしょう。茨城大学の鈴木昌友理学博士の名があり、基準標本は福島県と茨城県にまたがる八溝山(やみぞさん:1,022m)で採集されたものという情報があります。また、茨城県では危急種(VU)にも指定されています。
論文を入手できておらず、間接情報に基づく記載になりますが、サクラスミレとフモトスミレの自然交雑種とされているようです。ただ、この組み合わせであれば、栃木県の神山隆之氏が1957年にフイリヤシュウスミレ、1960年にヤシュウスミレを発見しており、相対的に名前が通っています。その姿はサクラスミレに似た外観を持った交雑種です。
2010/09/02
(2010/09/02) Latest Update 2024/08/06 [100KB]