←戻る 戻る→ ケイリュウタチツボスミレ
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 もう18年も前のことになるのですが、この自生地を訪ねた目的の一つが、ケイリュウタチツボスミレを実際に観察することでした。その後、タイプ標本の採取地を含む数ヶ所で観察していますが、最初の印象を頭にインプットした場所になりました。
 渓流に流されてきた角の取れた大岩の上で、狭い隙間から這い出すようにして生を繋いでいる姿が、相変わらず「感動もの」です。現在は、ありがたいことに、他の自生地の個体群の特徴と比較できるようになりました。この地の個体群は花も葉も少し大きめで、葉の鋸歯が粗めだと思います。改めて、水への抵抗が気になってしまいました。タチツボスミレにしては、距は色合いが白っぽいようです。 音声ON 音声OFF
 河川へ下りる坂道に生える個体群をよく見ると、葉の基部が湾入していて、つい騙されそうになります。
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