ついに、雨モードになってしまいましたが、それはそれで味が出るかも知れないと前向きに捉え、この日のために調達した新兵器のカッパを着て進みます。開けた赤松が生える疎林ですから、元来は明るく陽光が降り注ぐ環境なのでしょう。
小さくて少し赤紫系の花を咲かせ、細めの尖った葉を持っています。これはマキノスミレとのことでした。葉の裏面は、確かに、ほんのりと紫色を帯びていますが、どちらかというと、緑色の方が勝っている状態です。葉が花を越える位置まで垂直に伸びて、マキノスミレと言えば、そう見えますが、一人で見つけた場合、悩み込んでしまうかも知れません。比較的に狭く限られた環境で見られるそうです。