ヴィオラ・ワルテリ - Viola walteri -
ヴィオラ・ワルテリ
神奈川県 2011年3月21日 植栽
ヴィオラ・ワルテリ ヴィオラ・ワルテリ
ヴィオラ・ワルテリ ヴィオラ・ワルテリ
神奈川県 2007年3月21日 植栽
ヴィオラ・ワルテリ ヴィオラ・ワルテリ
神奈川県 2012年3月22日 植栽
ヴィオラ・ワルテリ
東京都 2023年3月30日 植栽
分類 タチツボスミレ類
学名 基本種 Viola walteri House Published in: Torreya, 6: 172. (1906)
変種 Viola walteri var. appalachiensis (L. K. Henry) L. E. McKinney ex S. P. Grund & B. L. Isaac Published in: Castanea 72(1): 59. (2007)
品種
異名
由来 walteri : 人名に由来する Thomas Walter (サウスカロライナの植物学者:1745-1800)
外語一般名 【英】Appalachian blue violet , Prostrate blue violet, Walter's violet, prostrate southern violet
茎の形態 有茎種
生育環境 一般に半日陰、湿っているが水はけの良い岩場、落葉樹林の森林に自生する。
また、苦鉄質または石灰質の土壌、結果的に酸性を示す土壌の砂または岩場の多いとされる。
分布 国内
海外 北米南東部(アラバマ、フロリダ、ルイジアナ、ミシシッピィ、オハイオ、テキサス州等)に広く分布。アパラチア地方にも稀に見られる。
補足 cf :USA (AL, AR, FL, GA, KY, LA, MS, NC, OH, SC, TN, TX, VA)
花の特徴 形状 中輪から小輪。側弁の基部に白い毛が目立つ。
淡い紫色。唇弁の奥は白めで、紫条がすっきりと入る。
丸く白い。
花期 自生地では4月から5月に開花する。花期の長い個体群が流通しているとのこと。
花柱
芳香
補足 全体のイメージがタチツボスミレに似る。苞葉(小包葉)が目立つ。
葉の特徴 形状 全体として丸い腎形。
表は淡い緑色、裏は茶褐色。葉脈HELP!に沿って濃い緑色の斑が入る。
'Silver Gem(銀の宝石)'と呼ばれる銀白色の葉が特徴的な個体群が流通している。
補足 ロゼットHELP!葉が見られることがある。耐寒性があるのか、根生葉の一部は常緑。鋭く切れ込む托葉HELP!が特徴的。
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報 基本的には普通種だが、ケンタッキー州では "Threatened species(存続危急種)"、オハイオ州では "Endangered species(絶滅危惧種)" に指定されている。
基準標本 アメリカ合衆国。
染色体数 2n=54
参考情報
その他 匍匐枝(茎)から、翌年の新芽が生じる。有茎種だが、茎が短く、遠目には無茎種に見えることがある。冬にはグランドカバーとして珍重され、観葉植物という側面もあるとのこと。
また、Deer Resistant Plant(耐鹿植物:鹿が嫌う植物)とされているとのこと。

ヴィオラ・ワルテリ ヴィオラ・ワルテリ
神奈川県 2009年3月20日 植栽
 米国南東部では極く普通に見られるすみれの一つのようで、俗に "prostrate blue violet(匍匐する青いすみれ)" と呼ばれています。一方で、オハイオ州では "Endangered(絶滅危惧種)" に指定されているという情報もあります。
2007/03/27

 米国を中心に"Silver Gem(銀の宝石)" と呼ばれている美しいシルバーグレイの葉を持つ個体群が流通しているようです。自生からの選別種だとか。 展示会で撮影させていただいた個体の葉も銀色の斑が入っています。どの程度から"Silver Gem"なのか分かりませんが、写真などで拝見する限り、葉の表面全体が粉を吹いたような姿をしているようです。
2012/12/02


(つぶやきの棚)徒然草

(2007/03/27) Latest Update 2023/08/08 [500KB]

ページのトップへ戻る