交雑親 |
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この個体についてはヒゴスミレが片親と明記されていましたが、育種家の話ではナンザンスミレまたはベニバナナンザンスミレを用いたキクバヒメスミレも流通させているとのことでした。 |
Viola x sp.
Viola chaerophylloides (Regal) W. Becker var. sieboldiana (Maxim.) Makino x
V. inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang |
茎の形態 |
無茎種間(ミヤマスミレ類)の交雑種 |
生育環境 |
生育環境が重なる地域もあるとみられ、自然交雑種も存在すると想定できるが、現状、人工交配種として説明する。 |
分布 |
国内 |
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海外 |
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補足 |
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花の特徴 |
形状 |
中輪。色合い、形状ともに、ヒメスミレの特徴が強く出ている。 |
色 |
白地に淡紅紫色、側弁の基部に短い毛がある。 |
距 |
白地に淡紅紫色が滲んでいて、太め。形状的にはヒメスミレに近い。 |
花期 |
普通。 |
花柱 |
花柱の頭はカマキリの頭形。 |
芳香 |
なし。 |
補足 |
萼は緑色で細長い。 |
葉の特徴 |
形状 |
全体形状として、葉先が細い卵状披針形または楕円状披針形の菊葉構造。 |
色 |
表裏面ともに淡緑色、わずかに紫色を帯びる。 |
補足 |
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根の特徴 |
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絶滅危惧情報 |
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基準標本 |
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参考情報 |
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その他 |
花茎も淡緑色で紫色を帯びる。
正体が不明のままの交雑種に「ヒメキクバスミレ」がある。名称としては言葉が逆転しているだけなので、誤解が生じる可能性を否めない。位置付けは異なるので留意されたい。
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