ヒゴスミレ肥後菫 ナンザンスミレの品種

ヒゴスミレ ヒゴスミレ
熊本県(久木野) 2006年4月21日
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
群馬県群馬郡 2000年4月22日 榛名 群馬県群馬郡 2000年4月22日 倉渕
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
群馬県群馬郡 2002年4月20日 榛名 東京都豊島区 2001年3月29日 栽培
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
東京都豊島区 2001年3月29日 栽培
ヒゴスミレ ヒゴスミレの朔果

少し赤味があるのは花色に依らず共通
熊本県(久木野) 2006年4月21日
 園芸品種として出回っているものは花弁が丸くて、とても花付きが良いものです。田淵誠也氏の「すみれ図鑑」によると、「性質も強く園芸的に優れる」「朝鮮半島原産といわれる(?)」と記されていますが、最後の(?)が意味深ですね。切れ葉が完全に五裂しているのが分かります。
2000/04/22
分類 ミヤマスミレ類
茎の形態 無茎
生育環境 山地の陽当たりの良い乾燥気味の林下などに見られる。
分布 [ 国内 ] 男鹿半島から九州まで見られる。本州中部の太平洋側に多く、東北では少ない。
[ 海外 ] 中国東北部、ロシア、朝鮮半島。
花の特徴 [ 形状 ] 中輪。
[ 色味 ] 花弁は普通、白色。側弁に毛がある。
[ 距 ] 通常、長めの円筒形。
[ 芳香 ] ある。
[ 他 ] 西日本では上弁の裏に紅紫の筋が入る個体が見つかる。
葉の特徴 [ 形状 ] エイザンスミレよりも細かい葉になる。
[ 色味 ] 明るい緑色。
[ 他 ] 夏場はかなり大きくなる。ただし、形状はほぼ変わらない。
3裂しているが、側列片が付け根に近いところから分かれるので5裂しているように見える。ただし、変異があり、エイザンスミレとの区分けが難しいものが見られる。
学名
ヒゴスミレ  Viola chaerophylloides (Regal) W. Becker
f. sieboldiana (Maxim.) F. Maekawa et Hashimoto
chaerophylloides : chaerophylla 種に似ている、chaero(= cheiro)は掌状の葉
外国語名 [中] 細裂菫菜
染色体数 2n=24
その他 ナンザンスミレの品種として扱われている。
九州で見つけたものは、その紅紫色が花弁の表までにじみ出ているような色合いだった。
上弁が反り返ると記載されている書籍もあるが、そのような花は余り見掛けない。
 エイザンスミレとの比較で語られることが多いが、群馬県等では双方がかなり近い場所で見られ、中間型が見られるそうです。エイザンスミレの個体数は結構多いのですが、ヒゴスミレは少ないようです。
 どうしても出逢いたいと思っていたヒゴスミレに、九州中央部を約400Km走り回った旅の最後の最後に巡り逢いました。「肥後でヒゴスミレに出逢わない手はない」という気持ちもありましたね。帰宅便への搭乗時刻の3時間前のことです。まだ時間があり、去り難く(少し未練がましく)、レンタカーをゆっくり走らせていました。正確には、わざと旧道を走って遠回りをしていたのです。その走る車の中から白いすみれを見つけた訳ですから、まぁ、執念に近いかもしれませんね(^.^) 。
 そのヒゴスミレの周囲を探すうちに、紅紫色の花が咲いているのに気づきました。噂には聞いていたのですが、実際に出逢うことができだのですから、もう嬉しくなってしまいました。これで心おきなく帰路につくことができたという訳です。
2006/04/27

観察記録 (分布) 北海道
書籍情報 森林
一般情報 山地 青森 岩手
絶滅危惧 秋田 宮城
( 未確認 ) 山形 福島
富山 新潟 群馬 栃木
山口 島根 鳥取 京都 福井 石川 長野 埼玉 茨城
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