スルガキクバスミレ (駿河菊葉菫)
スルガキクバスミレ
スルガキクバスミレ スルガキクバスミレ
茨城県 2024年4月11日
交雑親
エイザンスミレ
エイザンスミレ ( 2n=20 )
Viola eizanensis (Makino) Makino
フモトスミレ
フモトスミレ ( 2n=20 )
Viola sieboldii Maxim.
学名
Viola x eizasieboldii Sugim. ex T.Shimizu Publishued in: Wild Violets Jap. Col.: 270, t. 119; 12 & 13 (1975) Publishued in: Fl. Nagano Pref, 1506(1997)
Viola x eizasieboldii Sugim. ex T.Shimizu f. variegata Hama
茎の形態 無茎種間(ミヤマスミレ類)の交雑種
生育環境 山地のやや湿り気がある林下、林縁に見られる。
両親は、生育環境が少し異なるので、観察しやすい交雑種ではないのだろうと推察している。
分布 国内
海外
補足
花の特徴 形状 小から中輪。側弁は無毛との情報があったが、実際に観察できた個体では有毛であった。
白っぽい色合いから淡紅紫色。紅紫色の条が多い。
太め、ふっくらと膨らんでいる。
花期 4月中旬~下旬。
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 花期の全体形状は、葉先が細く尖る卵状披針形HELP!から楕円状披針臓形。基部は心臓形。菊葉状の切れ込み(不規則な鋸歯)が入る。
表面は暗緑色。裏面は紅紫色を帯びる。葉柄は紅紫色を帯びる。
補足 表面が微短毛が密生しているとの情報があるが、茨城県の個体では両面とも無毛。
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本 Nagano, Minamisaku-gun, Minamimaki-mura, Mt. Iimori, 1390 m alt. (S.Ito, 15 May 1983, SHIN)
参考情報
その他 1926年、大村敏郎氏が浜石岳(静岡県静岡市)で見いだされたとのこと*(出典:G001)
フイリスルガキクバスミレの場合、1973年5月、スミレ研究家の神山隆之氏が栃木県今市市で見いだしたとされる。

スルガキクバスミレ スルガキクバスミレ スルガキクバスミレ
茨城県 2024年4月11日
 数株がまとまって咲いていたが、花の数は比較的に少なくて、覗き込むと、しっかりと開くことができない様子が見てとれた。他の自生地で見られる花は、オクタマスミレの準じた可憐さを持っていると報告されている。他の自生地も巡ってみたいところ。
2024/04/12

スルガキクバスミレ

(つぶやきの棚)徒然草

 (2012/09/09) Latest Update 2024/04/16 [975KB]

ページのトップへ戻る