戻る→ ←戻る フイリフモトスミレ 進む→ 進む→

 フモトスミレはとても小さなすみれで、その上、全体の色彩も「地味だなぁ」という印象です。ですから、見逃してしまったものも多かったかも知れません。一番最初に出逢ったのは栃木県の明るい丘の上でしたが、葉を広げた状態で1cmと少し…という大きさでした。白い花が咲いていなかったら、分からなかっただろうと思います。写真の個体は全体で2cm半程度はありました。
 もうひとつ、特記すべき点として、おそらく撮影した場所が日本最北端(北限)に当たるだろうと認識しています。もちろん、タネを蒔いたり、移植したりすれば、もう少し北でも育つことでしょうが、時間の経過と共に(いづれは)消えてしまう訳です。ここは自然のままでも消えることなく代を重ねる限界の場所!不思議な思いで見入ってしまいました。
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