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 今年はたくさんのマルバスミレに出逢うことになりました。普通、粘土質の崩れかけた道路縁などに見られるのですが、平坦な林下一面がマルバスミレで埋め尽くされているような風景に何度か出くわしたのです。こうした場所のマルバスミレは少し貧弱で、草丈が低く、花も小ぶりでした。
 写真は、少し暗い林で立派に育った個体です。たくさんのタネをばら撒いて群落を作っています。書籍にはパイオニア植物であるため、環境としての周りの植物が充実すると追われるように消えていくと記載されています。それは、どれぐらいの周期を単位として捉えられた話なのでしょうか(10年間とかでしょうか)。それなりに充実した環境に咲いているマルバスミレを8年間継続して観察しているのですが、むしろ個体数を増やしているようです。
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