次へ進む→ ←戻る 進む→ 次へ進む→

 神代植物公園(東京)のすみれ展で、鈴木進氏WHO!(故人)が作出したすみれが展示されていました。正確には、同じ組み合わせで、改めて交配・選別した株とのことです。鈴木氏は、この展示会を主催しているすみれ愛好団体の元会長でした。
 この人工交配種は、ちょっと補足説明が必要な代物です。先ず、ラインローザという交雑種が発表されます。これはミヤマスミレとヤクシマスミレの交配によるもので、昭和50年代に高い評価を受けています。その後、このラインローザの4倍体とナンザンスミレの交配により、ラインローザ・ジャイアントピンクは生まれました。
 この「4倍体」がキィですね。交雑種を有稔化させたり、戻し交配によって3倍体を作り、種なし果実を生み出したり、交配という分野で優れた特性を醸し出しています。
ラインローザ・ジャイアントピンク
ページのトップへ戻る