一昔前なら「八重咲きニオイスミレ」という札で陳列されていたパルマスミレです。この白花はスワンリー・ホワイト('Swanley White'、'Conte Di Brazza')と呼ばれていますね。あ、今更の話ですが、ニオイスミレとは別種だそうです。
花茎が垂れ下がっている姿については、見慣れないなぁ、ちょっと違和感が否定できない、そんな感じでしょうか。ですが、欧州では切り花(実際にはブーケ)として扱われますので全く問題ないのです。文化的な違いでしょうか。
雄蕊が花弁化しているものでしょうから、種子ができようもないのですが、とても長い歴史を持っています。一つの逸話ですが、イタリアで 'Conte Di Brazza' と呼ばれていた系統が、イギリスのナーセリーで 'Swanley White' と改名されたとか。それが、なんと1,800年代後半のことなのだそうです。強靭な遺伝子です。
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