カンヒザクラ[桜] (寒緋桜、バラ科)--- Cerasus campanulata ---

カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
 調布市の神代植物公園では多くの桜を見ることができます。ゆっくり廻って幾つかの種を撮影して来ました。植物公園ですので、個々に植物の説明が施されています。
 冬の沖縄で見られるカンヒザクラが4月に咲いていました。沖縄で見た時のイメージと異なり、少し淡い花色ですね。花がサクランボ然としてぶら下がっている姿でもありません。多少の変異はあるということでしょうね。
撮影 : 東京都調布市(神代植物公園) 2005年4月2日

バラ科 サクラ属
分類体系 APG 属性(生活型) 落葉高木
標準和名 カンヒザクラ 漢字表記 寒緋桜
学名/栽培品種名 Cerasus campanulata または Prunus campanulata RDB
花期 冬:12~4月 結実期 春:3~4月
原産地 日本、中国 備考
国内分布 沖縄で野生化している。中国、台湾に分布する。
自生環境 沖縄各地で見られる。基本的には人為的に植えられた園芸種として位置づけられる。
補 足 別名:タイワンザクラ(台湾桜)、ヒザクラ(緋桜)、ガンジツザクラ(元日桜)。学名はカンパニュラ属(キキョウ科)の下向きに咲く花に由来する。

カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科) カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
わずかですが、花が開いて上や横を向いている点も、少し珍しい感じが…。
カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
東京都調布市(神代植物公園) 2005年4月2日

カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科) カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
沖縄(本島)を12月に訪れた時には八重岳で三分咲き、2月末の恩納村では果実ができていました。
沖縄県国頭郡 2007年2月23日

カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科) カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
沖縄と同じような時期に、濃い紅色の花がぶら下がるように咲いて、おー、それらしい!と感じました(笑)。
千葉県船橋市 2009年1月25日

カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科) カンヒザクラ[桜](寒緋桜、バラ科)
圧倒的な花数ですが、これが一気に咲くところがすごいですね!
千葉県印西市 2015年3月31日

カンヒザクラ(バラ科)
千葉市の公園では3月に咲き出しました

あれ、葉が展開しています

カンヒザクラのはずですが…(後日、確認しました)

この個体も咲き方が少し違っていますね



花期の終焉期でしょう

樹下に花が散って紅色に染まっています
カンヒザクラ(バラ科)
千葉県千葉市 2010年3月27日
「寒緋桜」という呼び名が定着しましたが、従前は「緋寒桜」と呼ばれていました。「彼岸桜」との混同を避ける目的でひっくり返しが行われたのですが、珍しく、うまく運んだレアケースです。

(つぶやきの棚)徒然草


 (2013/03/03) Latest Update 2024/02/27 [600KB]


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