撮影者プロファイル 改めて考える「編集の方針」
このサイトを編集する時に考えていることを記録しておこうと思います
増え続ける情報量
 紙媒体の情報を大事にしていますが、あちこちの本屋さんが消えていくことからも類推できる通り、デジタル情報のニーズが圧倒的に高まっているのでしょう。このサイトもデジタル情報の内かも知れませんが、サイト編集をしていますと、SNSで発信されるようなバエ(見栄え)に重きを置いた気軽な情報が好まれているんだなぁと痛感することがあります。まぁ、自分もそうなので、仕方がありません(笑)。
 自分なら、すみれのどんな情報が欲しいと思うのか、どんな機能があったら便利なのか、いつも、そんなことを考えます。ただ、「自生地情報が知りたいなぁ!」と思うからと言って「はい、そうですか!」と情報リリースはできませんし、AI(人工知能)まがいの機能を持たせる技量はありません。
 それでも、コツコツとほぼ毎日更新を重ね、気がつけば、とんでもない情報量になっていました。そうなると、「あ、このような見せ方の方が、表現としてわかりやすいぞ」と思っても、そう簡単に様式を変える訳にはいかない『ページ数』に絶句してしまうこともあるのです。更に、Google 様などが「この技術はもう古くなりましたので、早期に対応ください」などと、軽いノリで迫ってきます。対応に、どれだけの時間を要すると考えていらっしゃるのでしょう。つい、愚痴になってしまいますね。
2021/08/27
すみれの名前
 「すみれの部屋」の情報量が増えて規模が大きくなってくるにつれて、やはり、「分類」の問題に直面するようになって、自分なりの編集方針を持っていないと、うまく対処できなくなってきました。
 具体的な例を挙げた方が分かりやすいでしょう。例えば、サクラタチツボスミレという薄紅色の花を咲かせる鑑賞価値の高いタチツボスミレがありますが、どのような色を境界線とすれば良いのかについて明確な基準はありません。印刷関係のお仕事をされている方なら、カラーチャートとかDICコードという色の認識を共通化するためのツ-ルをご存じだろうと思いますが、植物分類の世界は乾燥させた色のない基準標本HELP!と、それに添えられた言葉、それから権威で構成されていますので、色に関する基準があるとすれば「白変種HELP!」だけなのかも知れません。当然の帰結として、サクラタチツボスミレは個人の主観で基本種にまとめられたり、クローズアップされたりすることになる訳です。

 反面教師と捉えているのは、自分が正しいことを主張するために排他的に言葉の攻撃をする専門家の存在ですね。
2008/02/09

 (2008/02/09) Latest Update 2021/08/27 [20KB]

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