(高尾山の魅力) 高尾山の杉
大量に花粉を用意した成熟した杉が林立する高尾山
高尾山の杉
成熟すると、当然、花粉を盛んに飛ばすとこになります
空が黄色くなり程の花粉を見たことがある高尾山の頂上に近い北側です

高尾山の杉 高尾山の杉
杉の下枝が打たれずに放置されています
それでも、ここは、ある程度管理されていて、状態としては良い方だろうと見受けられます

高尾山の杉
山林の管理  全国、どこへ行っても山林があって、日本は先進国と呼ばれるエリアでは緑豊かな国と言われます。
 でも、そこには落とし穴があったのです。天然林と呼ばれる山を見ると、明らかに落葉樹の方が多いことが分かります。その天然林は全森林の50%を超えるとの統計もありますが、どこへ行っても、ワンパターンで杉ばかりの単一な森林が多いように見えます。杉や檜など商業木材となる樹木ばかりを植えた人工林の方が少ないというのは、既に過去の話ではないかと思われます。
 針葉樹は生物が生活するには不向きな環境を作り、成熟してくると陽光が株元に射し込まず、植物にとっても不向きな状態になると言われます。その上、輸入木材に押されて林業は衰退する一方であり、ついには管理コストを負担することができず、その悪い状態のままで放置されてきました。
 高尾山の国有林と呼ばれる部分は雑多な樹木が混じり合った環境ですが、一歩裏に回れば、この通りです。花粉対策として伐採が行われた痕跡がありますが、木材は放置されたままでした。一体、何のために山を変えて来たのか、まるで意味がなかったことになるのでしょう。

 (2011/03/27) Latest Update 2022/03/02 [320KB]

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