分類 |
ミヤマスミレ類 |
学名 |
基本種 |
Viola amamiana Hatusima |
変種 |
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品種 |
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異名 |
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由来 |
amamiana : 奄美産の |
外国語名 |
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茎の形態 |
無茎種 |
生育環境 |
限定河川中流域の渓流、滝下などの水しぶきが掛かる岩場で、しばしば密生する。 |
分布 |
国内 |
奄美大島、沖縄本島北部(やんばる)の渓流のみに分布する。 |
海外 |
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補足 |
学術資料では、奄美大島の固有種とされている。 |
花の特徴 |
形状 |
小輪(1cm程度)。上弁が大きく、唇弁は極めて小さい。側弁は無毛。 |
色 |
白花で、主に唇弁と側弁に赤紫条が入る。花心部は黄緑色。 |
距 |
小さくて丸い。 |
花期 |
遅め(4月末から5月)。 |
花柱 |
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芳香 |
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他 |
花茎や萼片に毛が生える。萼片の付属体が独特の形状をしている。 |
葉の特徴 |
形状 |
極めて小さい卵形または卵状楕円形で、先端は鈍頭、基部は切型または楔型。
鋸歯 はゆるやかで少ない。葉脈が立体的な凹凸状になる傾向がある。
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色 |
濃いめの緑色。裏面は若干白っぽい緑色。 |
他 |
常緑。縁に白い微毛が見られるものがある。葉が地面に接するように多く展開する。 |
種の特徴 |
形状 |
倒卵形。へその方へ尖る。中粒。 |
色 |
種子:淡褐色。光沢がある。 |
他 |
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絶滅危惧 |
環境省【絶滅危惧IA類(CR)】 、鹿児島県:絶滅危惧Ⅰ類 |
基準標本 |
奄美大島 初島住彦氏採取(1969)、横須賀市自然・人文博物館収蔵 |
染色体数 |
2n=24 (Shiuchi, T., 2000, Bulletin of the Botanic Gardens of Toyama) |
その他 |
根茎を伸ばして、密に分岐した先に新芽を形成して殖える性質がある。
草丈3~5cm程度。ダム建設などにより、自生地の多くが失われた。
沖縄本島の自生地では、光量不足なのか、滅多に花が咲かないと聞く。
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