分類 | タチツボスミレ類 | |
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学名 | 基本種 | ヴィオラ・ペルシシフォリア Viola persicifolia Schreber Spicil. Fl. Lips. 163, nom. rej. (1771) |
変種 | ||
品種 | ||
異名 |
Viola stagnina Kit. Schult. Österr. Fl. ed. II. 1: 426. (1814)
≡ Viola billotiana F.Schultz
≡ Viola flexuosa Moretti
Viola lactea Rchb.
Viola montana Planellas
Viola recta Garcke 他多数
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由来 | persicifolia : 桃の葉の(桃の葉を持つ花) | |
外語一般名 | 【英】Fen Violet | |
茎の形態 | 有茎(這い性)。 | |
生育環境 | 石灰岩質土壌の沼地に限定的に自生する。 | |
分布 | 国内 | |
海外 | 中央および北ヨーロッパと北アジアに分布。アイルランド西部で稀に見られる。 | |
補足 | ||
花の特徴 | 形状 | 中輪。花弁は丸くて幅がある。側弁は有毛。 |
色 | 極めて淡い青紫色または黄色掛かった白色。ネットでは薄紅色の花も見られる。 花全体の姿はエゾノタチツボスミレに似る。 |
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距 | 黄色掛かった緑色で丸く短い。エゾノタチツボスミレ風に縦に割れているような筋が入る。 | |
花期 | 自生地では少し遅咲き。 | |
花柱 | 棒状。 | |
芳香 | ||
補足 | 萼片に全縁に近く、鋸歯はほぼ見られない。 | |
葉の特徴 | 形状 | 細長い三角状の葉。花や葉の形状はViola caninaに、葉の付き方はタチスミレにそれぞれ似ている。 |
色 | 両面とも明るい緑色。 | |
補足 | 托葉はパンジー類のように粗く切れ込む。特に裏面には細かくて白い毛が生える。 | |
種の特徴 | 形状 | 丸めの倒卵形。中粒。 |
色 | 種子は黒に近い濃茶褐色。光沢がある。 | |
補足 | 種子寿命が長いと言われる。 | |
根の特徴 | ||
絶滅危惧情報 | 各地で自生地が失われており、英国で絶命危惧種に指定され、保護されている。 | |
基準標本 | エストニア、ドイツ。 | |
染色体数 | 2n=20 | |
参考情報 | ||
その他 |
エゾノタチツボスミレに近縁な種で、地下茎を延ばして増えるとされる。 この学名がViola elatior などの別種に使われていたことがある。 Viola stagnina を正名として、Viola persicifolia をシノニムとする情報がある。 |