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 GPSで標高を確認して驚いたのですが、愛知県東部では標高が低いのに渓流があちこちで見られます(笑)。雰囲気も深い森林風ですが、当然ながら気温が沿岸部と大きく変わらないので、多くのすみれたちは花を終えようとしていました。それでも渓流沿いで杉木立の山道では少し涼しい風が通り抜けます。おかげで、まだフモトスミレなどが咲いていました。
 ありがたいことに、とても分かりやすい型のフモトスミレです。フモトスミレはまだ発展途上にあるのか、ご承知の通り、多種多様な型が存在しています。ヒメミヤマスミレとの混同はむしろ当然のこと。無茎種なのに有茎種であるニョイスミレとそっくりな型もあって、ついつい慎重になって細かいところまで観察します。側弁にはしっかり白い毛が生え、距は赤くて丸みがあります。卵型の小さい葉には薄く白斑が見え、裏返すと濃い紅紫色でした。
 地元の方の情報を得てたどり着きました。この辺ではイノシシやカモシカが出て、庭に何かを植えても大きくなる前に食べられてしまうそうです。
でも、そうおっしゃった方は「侵入者」はヒトの方だと笑っていました。
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