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 この自生地で最後に紹介するのはナガバノスミレサイシンです。実は、この一角には一面にナガバノアケボノスミレが咲いていた時期がありました。もう、昔の話です。現存個体群にも、その面影が少し残っているように感じますが、敢えて、交雑種かも!と訴える必要はなさそうですね。
 近縁種が交雑すると、稔性が生じてみたり、戻し交雑の末に、外見的な姿や性質が変化していく現象が発生するように認識しています。スミレ属は、こうして交雑の末に別種に分化することが得意技のようですね。もっとも、それは長い歴史的な時間を要する技ですので、誤解なきように。
 そろそろ、気象予報士から「梅雨」という言葉が飛び出してくる季節になりました。早いモノです。
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