アカネヤクシマスミレ [流通名] (茜屋久島菫)
アカネヤクシマスミレ
千葉県 2013年2月25日 植栽
アカネヤクシマスミレ アカネヤクシマスミレ
アカネヤクシマスミレ アカネヤクシマスミレ
アカネヤクシマスミレ アカネヤクシマスミレ
アカネヤクシマスミレ
千葉県 2013年2月25日 植栽
作出 不明 :アカネヤクシマスミレ(茜屋久島菫)は流通名(園芸品種/栽培品種名)として扱っている。
交雑親
アカネスミレ
ヤクシマスミレ ( 2n=24 )
Viola phalacrocarpa Maxim.
ヤクシマスミレ
ヤクシマスミレ ( 2n=24 )
Viola iwagawae Makino
Viola x 'Akane-yakushima' (Viola x sp.)
Viola phalacrocarpa x iwagawae
花の特徴 形状 小輪。形状は両母種の中間。側弁に白い毛が多い。
全体は赤紫色で、唇弁や側弁には更に濃い紫色の条が入る。
白い距HELP!はぷっくりと膨らんでいる。
花期
花柱
芳香
補足 花茎や萼片に白い微毛が見られる。
葉の特徴 形状 三角状披針形HELP!がほとんど。先端は鈍頭で、基部は心臓形。鋸歯は少ない。表面に極く微小な白い毛が疎らに見られる。
補足 葉の数は極めて多い。
参考情報
その他 葉はヤクシマスミレによく似ているが、葉の出方が異なり、全体に立ち気味に出る。
同じ組み合わせで淡い紫色の花を咲かせるラベンダーフェアリーが流通している。
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。
 ホームセンターの店頭で初めて見たすみれです。全く情報はありませんが、外形上の特徴を見る限り、素直にアカネスミレとヤクシマスミレの交配種と見て問題ないと判断しています。一応、想定で記載している点について書き添えておきます。
2013/02/25

 既に購入してから約一ヶ月間が経過していますが、現在も多くの花を咲かせています。花期がとても長いようです。これはヤクシマスミレの性質を引き継いだものでしょう。
2013/03/22


(つぶやきの棚)徒然草

 (2013/02/25) Latest Update 2023/08/14 [365KB]

ページのトップへ戻る