アサギスミレ [流通名] (浅葱菫)
アサギスミレ
アサギスミレ アサギスミレ
(青色系) 千葉県 2012年4月30日 植栽

アサギスミレ
(青色系) 千葉県 2007年4月30日 植栽
アサギスミレ アサギスミレ

アサギスミレ(白色系)
(白色系) 東京都 2006年4月7日 植栽
作出 不明 :アサギスミレ(浅葱菫)は流通名(園芸品種/栽培品種名)として扱っている。(系統 : ミヤコ系)
交雑親
ヴィオラ・ランセオラータ
ヴィオラ・ランセオラータ ( 2n=24 )
Viola lanceolata Linnaeus
ヴィオラ・ソロリア
ヴィオラ・ソロリア ( 2n=54 ) [ or パルマータ]
Viola sororia Willd.
Viola x 'Asagi' (Viola x sp.)
Viola lanceolata Linnaeus x V. sororia Willd.
Viola lanceolata Linnaeus x V. palmata Linnaeus
花の特徴 形状 ソロリアに近いが細め。
全体が浅葱色で、中心が浅黄色です。これが命名の由来か?青色と白色の系統が流通している。
ランセオラータとパルマータの組み合わせで桃系があるというが、まだ観察できていない。
長めの丸形。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 丸みはソロリア、綺麗な緑色で立ち上がり、密に展開する傾向はランセオラータに近い。
補足
参考情報
その他 ともに北米のすみれの組み合わせであり、自然交雑種が存在する可能性もある。
ソロリアのように地下茎は少し太く、ランセオラータのような匍匐枝(茎)HELP!は出さないという。
ソロリアとパルマータは何ら関連のない別種であり、命名には一貫性が欲しいところ。
園芸品種(栽培品種)名の表現
 園芸品種とは園芸的に優れた形質を持つ系統の保護を目的に作られ、種の分類項目の一つとみなされますが、独立した概念です。
 表記としては"cultivar(cultivated variety)"を付す方法が用いられていました(一般に"cv."と略す)。
 尚、複数形である"cvs."が使用される例は稀有であり、一語で複数の園芸品種を指し示す必要がある場合に限られます。
 従前は右のように表記されていました。 Viola odorata cv. 'Sulphurea' → Viola odorata 'Sulphurea'
 1995年の国際栽培植物命名規約(ICNCP)では、学名欄の通り"cv."を記載しないことになり、旧表記法は廃止されました。
 (2021年現在、国際栽培植物命名規約の最新版は第9版の2016年版 [ISBN 978-94-6261-116-0] です)
 園芸品種(栽培品種)を単に「品種」と呼ぶ例が散見されますが、分類項目の品種("f.")とは異質な概念なので、意識的に区別すべきでしょう。尚、栽培品種名は、正確を期すれば「学名」ではないのですが、便宜上、同様に扱われる例が多く、当サイトも同様です。
 白色系を先に見ていたはずですが、写真が出てきません。後で市販品を購入した青系はハッとする美しさで、とりあえず、株分けで増やしています。でも、今後は栄養繁殖HELP!で増やすことになりそうですね。
2007/05/25

 ライブラリーから白色系の写真を見つけましたので、やっとアップしました。どちらも魅力的な雰囲気を醸し出しています。
2007/10/30

 系統とは、鈴木進氏や田淵誠也氏が交雑種を系統立てて整理することを目的として、グループに名称を与えたものであり、作出者の命名の一部として理解して欲しい項目とのことです。

(つぶやきの棚)徒然草

 (2007/05/25) Latest Update 2023/08/17 [240KB]

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