ナエバキスミレ [オオバキスミレの変種] (苗場黄菫)
ナエバキスミレ
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月1日
ナエバキスミレ ナエバキスミレ
ナエバキスミレ ナエバキスミレ
ナエバキスミレ ナエバキスミレ
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月1日 alt.=1,600m
ナエバキスミレ ナエバキスミレ
ナエバキスミレ ナエバキスミレ
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年6月14日 alt.=1,630m

ナエバキスミレ ナエバキスミレ
群馬県中之条町(旧六合村) 2006年5月18日 alt.=1,600m
分類 キスミレ類
学名 基本種 オオバキスミレ Viola brevistipulata (Franch. et Savat.) W Becker Published in: Beih. Bot. Centralbl., Abt. 2, 34:265 (1916)
変種 ナエバキスミレ Viola brevistipulata var. kishidai (Nakai) F.Maek. et Hashimoto
品種
異名
由来 brevistipulata : 短い托葉がある
外語一般名
茎の形態 有茎種
生育環境 明るい亜高山の岩場や礫地に見られる。
分布 国内 上越地方から南東北の山地に分布する。
海外
補足 日本固有種。
花の特徴 形状 母種に比べて、やや小型、茎が赤紫色で短毛が生える。花弁の裏側が紫色を帯びる個体もある。花柱は横に膨らみ、有毛。花期は6月。
他は基本種に準ずる。
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状 葉は1.5~2cmの心形から三角状心形。肉厚。表面は光沢のある濃緑色。裏面は赤みを帯びる。
一番下の葉(茎生葉)は離れ、それ以外は上の方にまとまって付く。赤い茎はくねくねと曲がっていることがある。
他は基本種に準ずる。
補足
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報 石川県:絶滅危惧Ⅱ類
基準標本 苗場山(新潟県)
染色体数 2n=12
参考情報
その他 オオバキスミレの小型化した変種(蛇紋岩地産が典型品)。紅紫色で短毛がある。
"Flora of Japan, Vol. IIc"ではダイセンキスミレにまとめられたとされるが、現状、独自意見として記載する。
 平年より日照が少なく、気温も低い日々が続き、この頃、やっと気温が上がり始めたと思ったら、いきなり30℃ということになった日だったが、亜高山ではまだ雪が残っていました。岩場や礫地に繋がる山を登った途中に、ナエバキスミレが固まって咲いていました。おそらく、最近まで雪渓であったろう緩やかな南斜面にも、流れるように群生しているのが見られた。
2006/06/03

オオバキスミレの概要
和 名 学 名
亜 種 変 種 / 品 種
オオバキスミレ オオバキスミレ オオバキスミレ Viola brevistipulata subsp. brevistipulata var. brevistipulata
ミヤマキスミレ f. acuminata
ナエバキスミレ var. kishidae
フチゲオオバキスミレ var. ciliata
フギレオオバキスミレ var. laciniata
アラゲキスミレ f. pubescens
シロバナオオバキスミレ f. albescens
エゾキスミレ エゾキスミレ Viola brevistipulata subsp. hidakana var. hidakana
ケエゾキスミレ var. yezoana
トカチキスミレ f. glabra
コバナエゾキスミレ f. parviflora
フギレキスミレ var. incisa
ダイセンキスミレ ダイセンキスミレ Viola brevistipulata subsp. minor var. minor

ダイセンキスミレとナエバキスミレの同一とする説がある * 和名または学名がある種のみ


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 (2006/06/03) Latest Update 2024/08/06 [600KB]

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