ナンザンスミレ 南山菫
ナンザンスミレ ナンザンスミレ
長崎県対馬市 2007年3月10日
ナンザンスミレ ナンザンスミレ
長崎県対馬市 2007年3月10日
白が強いナンザンスミレ → ナンザンスミレ
2000年4月8日 植栽
ナンザンスミレ
千葉県船橋市 2006年6月10日 植栽
ナンザンスミレ ナンザンスミレ
長崎県対馬市 2007年3月11日
ナンザンスミレ

葉はエイザンスミレに酷似している



← 根が露出している株が多く見られる


根は縦に伸びないで横に展開する
長崎県対馬市 2007年3月11日

分類 ミヤマスミレ類
茎の形態 無茎
生育環境 山地のやや暗く湿り気味の林縁から陽当たりの良い場所まで、生育環境に幅がある。
分布 日本では対馬だけに分布。中国、朝鮮半島、シベリアなどで見られる。
花の特徴 [ 形状 ] 中輪〜大輪。側弁の基部に毛がある。
[ 色味 ] 白色から淡い紅紫。
[ 距 ] 距は丸い。
[ 花期 ] 早め。
[ 他 ] エイザンスミレのように花弁が波打つことはない。芳香がある。
葉の特徴 [ 形状 ] ヒゴスミレのように見かけ上は五裂する。各々の裂片が広い。
[ 色味 ] 少し暗めの緑色。表裏で差が少ない。
[ 他 ] 拡げると正五角形に見える。
学名
ナンザンスミレ Viola chaerophylloides (Regel) W. Becker
chaerophylloides :
外国語名 [中] 南山菫菜
染色体数 2n=24
その他 トウカンスミレという別名がある。
多くの点でヒゴスミレとエイザンスミレの中間的な特徴を持つ。
京城(朝鮮)の南山にちなんだ名と言われる。

ナンザンスミレ ヒゴスミレ エイザンスミレ
花弁の縁 普通(波打たない) 普通(波打たない) 多くの場合、波打っている
葉の形状 拡げると五角形に見える 拡げると五角形に見える 五角形に見えない
葉の裂片 広い 狭い 広い
学名 Viola chaerophylloides V. chaerophylloides f. Sieboldiana V. eizanensis

 前述の通り、日本では対馬にしか分布していないので、残念ながら、市販の園芸種と栽培されている個体しか見たことがありません。ただ、信頼できるサイトに「本州」に分布しているとの記載があるのが気になります。
 文献によると、対馬の個体はヒゴスミレとエイザンスミレの間の移行種であるかのように思われるとのこと。独立した種と見なすのは、どのポイントからなのか、勉強が不十分です。エイザンスミレの夏葉は大きくなるのですが、ナンザンスミレはどうなのでしょうか。
1999/06/20
 決して多くはない情報をベースにして、対馬に出掛けてきました。2月下旬から咲き出すという情報があったのですが、現地での感想としては、ちょっとアヤシイ感じがします。やはり今年は動き出すのが早いそうですが、そんな環境でも3月前半でも花を付けている個体数は多い方ではないと感じました。
 対馬の皆さんは、どなたも人なつっこくて、とても親切です。今回、事前情報が不十分でしたが、現地ヒューマンネットワークのすごさを感じました。そのネットワークで自生地情報を得て、なんとか花の咲く一角に辿り着いたという訳です。どうやら、「どこにでも生えている」ということではないようですね。お世話になった皆さんに心から感謝します。
2007/03/15
 対馬から見える位置にある韓国では、未確認ながら、コマスミレ("Viola albida")という和名を持つすみれが、ナンザンスミレやヒゴスミレの母種として扱われているそうです。
2007/07/09

 「ベニバナナンザンスミレ」と呼ばれる園芸 品種については、交配種のカテゴリーに再分類しましたので、そちらを参照して下さい。
2007/07/08

観察記録 (分布) 北海道
書籍情報 里山
一般情報 平地 青森 岩手
絶滅危惧 秋田 宮城
( 未確認 ) 山形 福島
富山 新潟 群馬 栃木
山口 島根 鳥取 京都 福井 石川 長野 埼玉 茨城
長崎 佐賀 福岡 広島 岡山 兵庫 滋賀 岐阜 山梨 東京 千葉
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沖縄 鹿児島 宮崎 高知 徳島 和歌山 三重

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