展示会等では見ていたのですが、「一度じっくり見てみたいなぁ」などと思っていました。ところが、なんと自宅の庭にたくさん咲いていたのです。とても増えるので「参ったな」と思いながら、きれいなので放っておいたのですが、特徴をじっくり観察したら、アリアケスミレに違いありませんでした。こんなこともあるのですね。いつ手に入れたのでしょうか?繁殖力は抜群です。2001/02/22
赤紫色のアナマスミレの群落を撮影していたら、その中に白いすみれが!アリアケスミレでした。すがすがしいイメージの美しいすみれです。2001/05/01
学名にある betonicifolia は幾つかの植物で使われていて、「ベトニーに似た葉を持つ」というラテン語だと翻訳できたのですが、そのベトニーが分かりませんでした。いろいろ探して、欧州原産のシソ科イヌゴマ属の多年草で Stachys officinalis という学名を持つハーブだろうと推測しています。「郭公草石蚕(かっこうちょろぎ)」という不思議な和名が付いていますが、英名に "Wood betony" というキィワードがあります。
さて、問題の葉の形状ですが、確かに遠目に見ると葉全体の形状や拡がり方がアリアケスミレに似ていると思います。でも、粗い鋸歯があって目立ち、葉質も薄いイメージなので、わざわざ学名にする必然性があるのかなぁと悩ましい部分があって、推測は推測の域を出ていません。2008/08/05
Viola betonicifolia はオーストラリアに自生する4種という数少ないすみれの一つだそうです。ちょっと、興味が出て調べてみました。Viola banksii (cf.: hedracea) は日本でも多数栽培されています。少し驚いたのはViola odorata が自生しているらしいことです。
さて、4種目ですが、Viola sieberi や Viola fuscoviolacea という名前が出てくるのですが、ともにViola banksii の亜種という扱いでした。これらを数えるのかどうか、良くわからないままです。
(オーストラリア:紫の強いViola betonicifolia の分布エリア)2010/12/14追加
2008/08/07
オーストラリアに自生するスミレについて、11種であると記載する資料に出逢いました。いったい、どうしてこんなに増えてしまったのでしょうか(苦笑)。2020/04/27
分布図上で栃木県が「(未確認)」となっていました。アリアケスミレの性質や他の自生地の様子と比較する限り、どうしても不思議に感じましたので、主にネット上で調べてみましたところ、撮影の記録は少なくないようです。ネット上の情報は不確かな要素を持ちますが、「一般情報」として扱うことにしました。今後、信頼できる資料を探すか、自分で探してみたいと思います。2008/09/22
『栃木県植物目録』と『とちぎの植物I』、『群馬県植物誌』の記載に従って、栃木県と群馬県に「書籍情報」をマークします。2010/01/09
未確認情報ですが、ゲノム解析が行われており、シロスミレを片親とする雑種起源であるとのことです。もう一方は未だに不明とのこと。一次情報が見つかると良いところです。2021/04/04
2024/05/20
2024/04/15
2024/04/09
2023/04/24
2023/04/07
2023/02/26
2022/04/21
2022/04/16
2021/04/12
2020/04/27
2017/08/11
2017/06/30
2016/04/05
2015/05/05
2015/01/25
2014/02/05
2013/04/25
2013/02/03
2012/04/10
2011/08/28
2010/01/11
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2008/08/10
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