アカネスミレの白花品種がコボトケスミレと呼ばれるケースに良く似ていると言えます。ただ、ナルカミスミレの場合は、エイザンスミレの変種であるヒトツバエゾスミレの品種という、ちょっと複雑な関係ではあります。因みに、エイザンスミレには別にシロバナエゾスミレという単葉ではない白花品種があります。
純白種とも呼ばれる白変種を展示会で撮影させていただきました。どうやら、このような個体は稀有な例で、いわゆる準白種などと呼ばれている白花品種の方が多いことは容易に想像できますが、どちらもナルカミスミレと呼んで良いと知って安心しました。ただ、以前、鳴神山の一角で見たことがあるヒトツバエゾスミレは淡紅色でしたが、色がもう少し薄かったら・・・、距に紫色が残っていたら・・・、そんな困った存在なのかも知れません。
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一方で、ナルカミスミレには厳密な定義があって、あくまでも白っぽいのはヒトツバエゾスミレとする強い意見もあります。学名がある以上はタイプ標本があり、乾燥標本では微妙な色の違いまでは分からないでしょうが、それがどんなものであったかが分かれば、このように意見が分かれることはない・・・はずです。ただ、あくまでも学術的な都合?ですからね。関係者が手順に従って「発表」する以前から、そこにナルカミスミレは存在した訳であって、地元の方がどのように呼んでいたのかな〜、と、妙な方向で興味津々だったりします。(=^_^=)
蛇足ながら、浜栄助氏の「原色日本のスミレ」ではナルカミスミレの項に白変種に限定するような表現はされず、敢えてヒトツバエゾスミレの花色が「連続的」である旨が記されています。
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| 2008/08/21 |
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鳴神山の限られた一角にヒトツバエゾスミレの白変種、つまり、純白のナルカミスミレが自生しているそうです。2008年の写真のような極めて美しい個体だと良いですね。ところで、この美しい個体ですが、おそらく、ヒトツバエゾスミレとシロバナエゾスミレを交配(系統間交配)して選別した個体の子孫だろうと思われます。 |
| 2008/08/24 |
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複数の主要なすみれ愛好団体が発行する「すみれニュース90号(2001年発行)」にヒトツバエゾスミレとシロバナエゾスミレを交配(系統間交配)して選別した話が記載されていました。交配3代目で分離して青軸系が見られ、開花して紫条がないことを確認したそうです。写真の花が直系か否かは分かりませんが、形態は安定しているとのことですので、流通しているだろうと推測できますね。 |
| 2008/10/17 |