タカオスミレ [ヒカゲスミレの品種] (高尾菫) [別名:ハグロスミレ]
タカオスミレ
タカオスミレ タカオスミレ
東京都八王子市 2009年3月29日 高尾山

タカオスミレ タカオスミレ
2000年4月22日 群馬県高崎市(旧群馬郡) 榛名山 2013年4月26日
タカオスミレ タカオスミレ
2005年4月17日 東京都八王子市 高尾山 2003年4月19日
タカオスミレ
東京都八王子市 2012年4月15日 高尾山

タカオスミレ タカオスミレ
タカオスミレ タカオスミレ
2009年3月20日 神奈川県 植栽 2011年3月21日
タカオスミレ「てんぐ」
千葉県 2009年4月1日 植栽 「てんぐ」
分類 ミヤマスミレ類
学名 基本種 ヒカゲスミレ Viola yezoensis Maxim. Published in: Bull. Acad. Imp. Sci. Saint-Petersbourg 23: 325 (1877)
変種 アソヒカゲスミレ Viola yezoensis var. asoana E.Hama Published in: E. Hama. In: J. Jap. Bot., 51(11): 341. (1976)
品種 タカオスミレ Viola yezoensis f. discolor (Nakai) Hiyama ex F.Maek. Published in: H.Hara, ESJ 3: 223 (1954)
異名
Viola biacuta W.Becker Published in: Beih. Bot. Centralbl. 34(2): 414. (1917)
Viola flaccida Makino Published in: Bot. Mag. Tokyo, 1899 (242)
Viola hebeiensis J.W.Wang & T.G.Ma Published in: Bull. Bot. Res., Harbin 8(2): 130. (1988)
Viola pycnophylla Franch. & Sav. Published in: Enum. Pl. Jap. 2: 285. (1877)
Viola yatabei Makino Published in: Bot. Mag. (Tokyo) 16(183): 122-124. (1902)
由来 yezoensis : 蝦夷の
外語一般名 【中】阴地堇菜
茎の形態 春葉が黒褐色から茶褐色、花後には緑色に変化する傾向以外については母種を参照。
生育環境
分布 国内
海外
補足
花の特徴 形状
花期
花柱
芳香
補足
葉の特徴 形状
補足
種の特徴 形状
補足
根の特徴
絶滅危惧情報
基準標本 高尾山(東京都八王子市) by H.Koidzumi.
染色体数 2n=24
参考情報
その他

 タカオスミレはヒカゲスミレの品種。ハグロスミレという呼び方もあります。一説に「タカオスミレとハグロスミレは別であり、一方は黒褐色で、他方は茶褐色、葉の裏の様子も異なる」という見解もあるのだそうですが、この区別が現実に有効かどうかは微妙なところです。
 タカオスミレは、産地にもよりますが、時間の経過で色が濃くなったり薄くなったり変化します。一般に春の葉が暗褐色となり美しく、夏には薄くなります。東京都の高尾山でタカオスミレに初めて出逢った時の印象は「きりっとしていて、黒人スポーツ選手のよう」でした。暗褐色の葉に白色の花が良く映えています。勘違いが多いのですが、タカオスミレは高尾山だけに自生するものではありません。
1999/06/20

 タカオスミレ(てんぐ)として市場流通している赤紫が強い園芸品種の種子を播いてみました。
 高尾山は修験の山でもあり、修験僧の姿をした烏天狗の像が象徴的に設置されています。天狗と言えば赤い面を連想しますから、おもしろいネーミングかもしれません。
2009/04/03


タカオスミレ
群馬県高崎市 2013年4月26日 榛名山
タカオスミレ タカオスミレ
東京都八王子市 2009年3月29日 高尾山

 高尾山(東京都)には母種のヒカゲスミレも自生していますが、同じ時期に暗褐色の葉も、緑色の葉も、中間的な葉も見られるのです。上の写真は中間的な葉の内、ヒカゲスミレに近い方とでも表現すべきでしょうか。この色合いの程度は様々なのです。
2009/05/15


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 (2009/04/02) Latest Update 2024/08/06 [650KB]

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