コスミレ (小菫)
コスミレ
長崎県対馬市 2007年3月9日
コスミレ コスミレ
コスミレ
東京都八王子市 2005年3月20日
分類 ミヤマスミレ類
学名 基本種 コスミレ Viola japonica Langsdorff ex Gingins
変種
品種 シロバナツクシコスミレ Viola japonica f. albida F. Maekawa
ヒゲコスミレ Viola japonica f. barbata (Hiyama) Hiyama ex F. Maekawa
フイリコスミレ Viola japonica f. variegata (Hatus.) F. Maekawa
異名
由来 japonica : 日本の
外国語名 【韓】왜제비꽃、【英】Short Hairy Violet、【中】短毛菫菜、紫花地丁、犁頭草(注:この名称は幾つかの種と区別が不明確)
茎の形態 無茎種
生育環境 平地(人里周辺)の乾いた場所に多いが、比較的に標高の高い場所でも見られる。
分布 国内 北海道(南西部)から九州(屋久島)まで。東北地方以北には比較的少ない。
海外 朝鮮半島南部。
補足
花の特徴 形状 中輪。側弁は無毛だが、稀に有毛の個体が見つかることがある。
淡紫が多いが、紅紫から白まで変化がある。典型品は唇弁と側弁に紫条が入る。
淡紫色の円筒形でやや長い。
花期 早め。秋も返り咲きが見られる。
花柱 花柱の頭は逆三角形。
芳香 わずかに清涼感のある芳香が報告されている。
補足 付属体に歯牙が見られる。
葉の特徴 形状 全体に丸みのある長三角形または卵形。枚数が多い。両面とも無毛または微毛。
表面は灰色掛った緑色。裏面は紫色を帯びる個体が多いが、稀に緑色もある。
補足 名から小さいすみれと思われがちだが、特に小さくはない。夏葉は大きくなる。
種の特徴 形状 狭倒卵形。中粒。
種子:褐色、種枕:白色。光沢はない。
補足 種子数は多め。へそに大きめの種枕が残る。
根の特徴 白色で太い。
絶滅危惧情報 秋田県:絶滅危惧Ⅰ類、山形県:絶滅危惧Ⅱ類
基準標本 長崎
染色体数 2n=48
参考情報
その他 日本という名前を持つスミレ。決して小さいスミレではない。

コスミレ コスミレ
コスミレ
端正なイメージで花付きも良い「シロバナツクシコスミレ」
写真の花は淡紫色だが、もう少し花色の濃い個体が多い
東京都八王子市 1999年3月22日 alt.=556m
コスミレ
秋咲きのいわゆる「返り咲き」ですが、端整な姿は変わりません
かなり花色の濃い個体で、コスミレのイメージが変わってしまいました
東京都豊島区 1999年11月3日
コスミレ(白変種)
神奈川県 2009年3月20日 植栽 [白変種]
コスミレ(白変種) コスミレ(白変種)
神奈川県 2012年3月22日 植栽 [白変種]
コスミレ(白変種) コスミレ(白変種)
すみれ展で撮影させていただきました(自然の中では、なかなか出逢うことができない白変種です)
名前に少し混乱がありますが、「コスミレ(白)」または「シロバナコスミレ」と表現されます
シロバナツクシコスミレは純白(白変種)ではない地域品種ですね
注:更に「シロコスミレは」日本では対馬のみに自生するとされる別種です

コスミレ
コスミレ コスミレ
[俗]アオジクコスミレ 神奈川県 2008年3月23日 植栽
コスミレ コスミレ
[俗]ベニバナコスミレ 神奈川県 2011年3月21日 植栽

 人里に近い場所に生育すると聞いていましたが、初めて実際に出逢った場所は、高尾山の頂上に近い明るい斜面でした。葉の拡がり方が整っていて、全体としてまとまりのある形状をしています。
 花色の変化が多いのです。写真はかなり淡い紫もありますが、青紫から紅色に近い個体もあります。残念ですが、野山で白花(白変種)をまだ見たことがありません。
1999/06/20

 コスミレは自生環境が似ているスミレやアカネスミレ、ヒメスミレなどと混在することも多くて迷うこともありました。慣れれば大丈夫なのですが、今度は花色や葉の形態の幅が気になってきます。もう少し大きく全体の印象で見た方が良いかも知れません。
2012/11/21

 戸惑いながら、改めてシロバナコスミレを追加しました。シロバナツクシコスミレと区別できるとすれば、白変種しか考えられませんが、単に「白花品」とだけ説明されてしまう品種です。
2012/12/07


徒然草

 (1999/06/20) Latest Update 2019/03/21 [715KB]

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