イチヨウ[桜]
(一葉、バラ科)---
Cerasus lannesiana
'Ichiyo' ---
申請の必要があり、県庁所在地までやって来た際、公園に立ち寄ってみました。すると、久しぶりに見るイチヨウ(一葉)が咲き残っていました。早咲きの桜という情報ですが、不思議なことですね。花序の中心部に葉化した雌蕊の緑色が見えています。
サトザクラの栽培品種で、花弁の数は20枚から40枚程度だそうです。以前に観察した写真を引っ張り出してみたのですが、どうも、花の色合いが違っているようです。
撮影 : 千葉県千葉市 2021年4月19日
科 |
バラ科 |
属 |
サクラ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉亜高木 |
標準和名 |
イチヨウ |
漢字表記 |
一葉 |
学名/栽培品種名 |
Cerasus lannesiana 'Ichiyo' または Prunus lannesiana 'Hisakura' |
RDB |
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花期 |
春:4月中旬~下旬 |
結実期 |
結実しない |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
公園などで稀に見ることがある。 |
自生環境 |
栽培品種。 |
補 足 |
サトザクラの栽培品種。大きめの花を咲かせる。花弁は桃色と薄桃色とほぼ白色のグラデーション。花序中央から葉化した雌蕊が(一本)伸びることに由来する。 |
なんとか、蕾が残っていましたが、薄紅色なのですね。
2021年は春の植物の開花が早くて、桜たちもあっという間に終わりそうでした。なんとか、残っていた桜たちを眺めて喜んでしまいました。
千葉県千葉市 2021年4月19日
花の色合いが薄紅色で、花弁の数が多いようです。フゲンゾウ(普賢象)の間違いでなければよいのですが…。
山梨県市南都留郡 2019年5月3日
2021年に観察した個体群と2019年のものとでは、花の色合いや花弁の数、葉の様子も異なるような気がしています。ところが、手元の桜図鑑2冊を参照すると、やはり、掲載されている写真や情報が異なっていて、このページに掲載した二つの個体群とそれぞれに似ているという困った状況です。これでは、勉強中の身には手に負えません。