スミレ(マンジュリカ) English
スミレ-白変種-(紫条が入らない 純白)スミレ-明神-(花の中央部が濃い紫色)
スミレ-えび茶-(全体の花色がえび茶色) シロカネスミレ(白地に少しだけ紫条が入る) 白金菫
ニシキスミレ(葉に白と紅の斑が入る) 錦菫 コモロスミレ(八重咲きになる) 小諸菫
コモロスミレ-白花系-(八重咲きになる) 小諸菫 ホコバスミレ(葉が矛状になる) 矛葉菫
アツバスミレ(海岸性で葉が厚い) 厚葉菫 アナマスミレ(海岸性で花色が濃い) アナマ菫

スミレ
熊本県(高森) 2006年4月21日
スミレ スミレ
スミレ(ブルー) 2005年4月15日 植栽 スミレ(白変種) 2008年3月23日 植栽
スミレ(えび茶) シロカネスミレ
スミレ(えび茶) 2007年3月21日 植栽 シロカネスミレ 2007年3月21日 植栽
スミレ
花茎(花柄)が枝分かれしている

分枝性は遺伝子レベルで固定しており、

閉鎖花由来の種子で継承される



他のすみれでも見られるようだ
スミレ(枝咲き) 2008年12月 9日 植栽
スミレ スミレ
スミレ(枝咲き) 2007年12月18日 植栽
スミレ スミレ
千葉県 2003年5月11日 植栽 神奈川県 2008年3月23日 植栽
スミレ スミレ
千葉県千葉市 2006年11月18日

↑ 気温が下がる11月中旬になると、この美しい紅色のスミレが咲き出します
スミレ スミレ
岩手県奥州市(旧 前沢町) 1997年4月29日 [白変種]1998年4月6日 植栽
スミレ スミレ
東京都豊島区 2000年4月11日 路地 東京都豊島区 2000年4月12日 路地

↑ スミレはとても丈夫です

路傍で良く見かけます

↓ コモロスミレも丈夫ですが

鉢では八重にならないことがあります
コモロスミレ コモロスミレ
千葉県船橋市 2001年4月7日 路地
スミレ スミレ
群馬県赤城村 2003年5月4日

↑ 上弁に綺麗な白い筋が入っている

ニシキスミレ 白(クリームイエロー)と紅(淡いピンク)の斑入り ↓
ニシキスミレ ニシキスミレ
2002年4月19日 植栽 2003年5月11日 植栽
分類 ミヤマスミレ類
茎の形態 無茎
生育環境 陽当たりが重要な生育条件で、樹林下などの薄暗い場所では余り見られない。
海岸付近から高山まで見られる。
分布 [ 国内 ] 日本全土で見られる。
[ 海外 ] 満州を含む中国各地、台湾、韓国、ロシア。
花の特徴 [ 形状 ] 中輪(2cm程度)。唇弁は極めて小さい。比較的、上弁が大きく横に拡がる。
[ 色味 ] 通常、濃赤紫だが、赤紫、純白等、変化が多い。唇弁に紫条、側弁に毛がある。
[ 距 ] 通常、細長いが変化が多い。
[ 他 ] 萼片の付属体に切れ込みはない。
葉の特徴 [ 形状 ] 丸みがあり細長い「へら型」。
[ 色味 ] 明るい緑色。裏面は若干白っぽい緑色。
[ 他 ] 葉柄にはがある。 葉身と葉柄の境界部がキュッとくびれている。
学名
スミレ Viola mandshurica W. Becker
コモロスミレ Viola mandshurica f. Plena Yazawa
ニシキスミレ Viola mandshurica f. albo-variegata Hort. ex F. Maekawa
シロカネスミレ Viola mandshurica f. Hasegawae Hiyama
ホコバスミレ Viola mandshurica var. ikedaeana (W. Becker) F. Maekawa
アツバスミレ Viola mandshurica var. triangularis (Fr. et Sav.) Mizushima
アナマスミレ Viola mandshurica var. crassa Tatewaki
sysnonym Viola taiwaniana Nakai
スミレ=明神(俗) Viola mandshurica cv. 'Myojin'
スミレ=えび茶(俗) Viola mandshurica cv. 'Ebicha'
Viola mandshurica : 「満州の」すみれ
外国語名 [中] 東北菫菜、紫花地丁
染色体数 2n=48
その他 一般に根が黄褐色から黒褐色
 日本中、どこでも見られるが、山地では余り見かけない。乾燥した明るい平地や田畑の畦がお好みのようだ。Viola mandshuricaは「満州の」すみれを意味する。スミレという和名を持つため、混同を避けるため、学名のマンジュリカで呼ぶことがある。
1999/06/20
 ところで、この「満州の」という表現を嫌い、「日本のすみれをマンジュリカと呼ぶのは変だ」という声を聞いたことがある。タイプ標本が旧満州国で採取されたものであったら、この命名になんら不思議はないのだが・・・。日本でも中国でも見られるすみれだということではないかと思う。
 因みに、中文(中国語)名は「東北菫名」、中国各地、台湾、韓国、それからロシアにも自生する。
2006/01/18
 幾つかの品種があり、ニシキスミレ(初期の葉に白や黄色、紅色の斑が入る)、シロカネスミレ(紫条が入る白花、東京の白金自然公園で見つかった)、明神(唇弁に白い部分が無い濃紫色、箱根の明神ガ岳で見つかった)、コモロスミレ(八重咲き、長野県小諸市で見つかった)などがある。コモロスミレは小諸市の天然記念物に指定されている。地元の方に数人尋ねてみたが、知名度は低いらしい。その他、シマスミレ(俗称)、エビ茶スミレ(右の写真→)などがあり、とても変異が多い。
(注釈)白金は地名なので、シロガネではなく、濁点のないシロカネと呼ぶのが妥当か。
1999/06/20

観察記録 (分布) 北海道
書籍情報 山地
一般情報 平地 青森 岩手
絶滅危惧 海岸 秋田 宮城
( 未確認 ) 山形 福島
富山 新潟 群馬 栃木
山口 島根 鳥取 京都 福井 石川 長野 埼玉 茨城
長崎 佐賀 福岡 広島 岡山 兵庫 滋賀 岐阜 山梨 東京 千葉
熊本 大分 愛媛 香川 大阪 奈良 愛知 静岡 神奈川
沖縄 鹿児島 宮崎 高知 徳島 和歌山 三重

 高校時代、砂埃の舞うグランドの隅でスミレが元気に咲いていたのを記憶している。2年前、久しぶりに訪ねたら、全く見当たらなかった。その代わりに、ニョイスミレが一面に咲いていた。マンジュリカもニョイスミレも遅咲きなので、花期は合っているはずなのだが・・・。
1999/06/20
  一般に八重咲きの植物は種子を作ることができない。その理由は、そもそも増えた分の花弁というものが雄しべや雌しべが花弁化したものだからだ。花弁化したことによって生殖機能を失ってしまう訳だが、では、コモロスミレはどうやって子孫を増やしているのだろうか。そう言えば、自宅前のアスファルトの隙間に、こぼれタネから発芽したであろう株が大きく元気に育ったことがある。種子はできていたのだ。この謎を解く鍵は開花期が終わってから立ち上がる「閉鎖花」にある。そうか、閉鎖花なら花弁化云々とは関係なく種子ができる。
 ただ、閉鎖花由来の種子は自家受粉によるもので、遺伝子の固定化と同じプロセスなのだ。同じ遺伝子を持つことは園芸的には優れているが、遺伝子の多様性は期待できないことになる。
1999/06/20

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