ご無沙汰しています。10月もスミレ談義、さすがにほんにゃか掲示板ですね。最近ヒメアギスミレ分布域の件で問い合わせがあったので、情報ということで書かせていただきます。
ご存知と思いますが、関西を拠点に活動するスミレ愛好会が関西に生育するスミレ類45種を解説した「近畿地方のスミレ類」という冊子を発行するそうです。そのために、ヒメアギスミレの分布を調べているが、九州のヒメアギスミレとされているものは、やや小型のアギスミレであると認識していた。九州のヒメアギスミレの写真を見せてほしいとメールがありました。 写真を送ったところ、ほぼヒメアギスミレに間違いないので京都大学の標本庫に入れてほしいと依頼され本日発送予定なのですが、京都大学でアギスミレトヒメアギスミレの標本の見直しが進み、ほぼ整理がついているそうです。 同定には花や花期の葉より花後の葉・地上茎と自生環境(日陰の湿地)がポイントとのことで、自生環境を繰り返し聞かれました。詳しい分布域は冊子に書かれるようですが意外に狭いのに驚きました。 |