ヤツガタケキスミレを名称検索したところ「タカネスミレ」に誘導され、このサイトにヤツガタケキスミレの写真はないようでした。まあ、もっともなことでこのスミレは八ヶ岳固有のもので、しかも八ヶ岳でも一箇所群生地があるだけという希少さ。しかもその群生地は稜線の上、標高2,800mもの場所なので一定程度登山技術のある人しか見に行けない場所です。 ヤツガタケキスミレの特徴は ・花期が7月〜8月頃である。 ・群生地は砂礫地で、小石がごろごろしている状態の場所である。 ・砂礫地は乾燥地なので葉には細かい産毛状の毛が生えていて湿気を確保している。色はそのせいで緑というより、緑がかったグレーに近い。 ・花弁のうち4枚は大きく反り返ってくっついている。 ・残りの1枚は他の花弁より大きく前に垂れている。その形は人間の舌のようでもあるが、キバナノコマノツメのように先が尖っているのではなく、むしろ凹んでいるのでハート型とも言える。
群生地は八ヶ岳に登山し高山植物に興味ある方ならたいていご存知の場所ですので、上記程度の情報でよろしいかと思います。 500x500の写真を添付しますので、ぜひサイトでお使い下さい。 |