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タチツボスミレ (立坪菫) [別名:ヤブスミレ]
オトメスミレ (距はピンク) (乙女菫) シロバナタチツボスミレ(距も白い) ( 白花立坪菫)
  ツヤスミレ、シロバナツヤスミレ (葉に照りがある) (艶菫) ホソイスミレ (葉身が三角状、鋸歯が極めて粗い) (細井菫)
  ミドリタチツボスミレ (緑の花) (緑立坪菫) ヤエタチツボスミレ (花弁が重弁) (八重立坪菫)
  シチトウスミレ (厚い照葉) (七島菫) ケイリュウタチツボスミレ (渓流に適応) (渓流立坪菫)
  コタチツボスミレ (全体が小さい) (小立坪菫) ヤクシマタチツボスミレ (屋久島固有種) (屋久島立坪菫)
(以下については「仮称」のままで認知が進んでいる)
  タチツボスミレ(山陰型) (コタチツボに似る) [俗] (立坪菫[山陰型])
(以下については区分すべきか疑問があるが、認知度が高い、または明確な特徴を持つ)
  アカフタチツボスミレ (葉脈が赤い) (赤斑立坪菫) ケタチツボスミレ (白い微毛が多い) (毛立坪菫)
  サクラタチツボスミレ (花弁がピンク) (桜立坪菫) ムサシノスミレ (距が矮小化) [俗] (武蔵野菫)
(以下については区分すべきか疑問があり、認知度も低く、俗称の域を出ない)
  ウラベニタチツボスミレ (葉が紅紫を帯びる) [俗] (裏紅立坪菫) ウワゲタチツボスミレ (葉表面が有毛) [俗] (上毛立坪菫)
  カギタチツボスミレ (距が上に曲がる) [俗] (鉤立坪菫) キマダラタチツボスミレ (葉に黄斑が入る) [俗] (黄斑立坪菫)
  ソラムキタチツボスミレ (花が上を向く) [俗] (空向立坪菫) ヤエタチツボスミレ (重弁花が咲く) [俗] (八重立坪菫)
(以下については別種とする説が有力になっている)
  ツルタチツボスミレ(匍匐枝(茎)が目立つ) (蔓立坪菫)  
タチツボスミレ
東京都八王子市 2005年4月17日 高尾
タチツボスミレ オトメスミレ
静岡県富士宮市 2006年4月17日 朝霧高原 オトメスミレ 神奈川県箱根町 2006年4月25日 乙女峠
サクラタチツボスミレ
↑ オトメスミレ

← *サクラタチツボスミレ


タチツボスミレはとてもバリエーションに富み、

そして、とても美しいと思います

サクラタチツボスミレ 青森県五戸町 2008年5月7日  
タチツボスミレ
千葉県船橋市 2009年4月8日
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ムサシノスミレ ムサシノスミレ
ムサシノスミレ 東京都 2007年4月7日 植栽
ホソイスミレ ツヤスミレ
ホソイスミレ 東京都 2006年4月3日 植栽 ツヤスミレ 東京都 2007年4月7日 植栽
アカフタチツボスミレ ミドリタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ 長野県松本市 2008年6月15日 ミドリタチツボスミレ 山梨県南津留郡 2006年5月16日
ソラムキタチツボスミレ
俗にソラムキタチツボスミレと呼ばれる個体群

加えて、白い花で距が紫掛かるオトメ型です

大空に顔を向けて立ち上がるイメージでしょうか

ソラムキタチツボスミレ 群馬県(赤城山) 2003年5月4日
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分類 タチツボスミレ類
学名 基本種 タチツボスミレ Viola grypoceras A. Gray
品種
オトメスミレ Viola grypoceras f. purpurellocalcarata (Makino)Hiyama ex F. Maekawa
シロバナタチツボスミレ Viola grypoceras f. albiflora Makino
ツヤスミレ Viola grypoceras f. lucida (Nakai) F. Maekawa
ホソイスミレ Viola grypoceras f. hosoii (Nakai) F. Maekawa et Hashimoto
ミドリタチツボスミレ Viola grypoceras f. viridans Hiyama
  Viola grypoceras f. viridiflora Makino ex F.Maekawa
* 学名が2種類見られ、また、葉化に対する考え方に統一感がない(当面、品種として扱う)。
アカフタチツボスミレ Viola grypoceras f. variegata Nakai (マダラタチツボスミレ)
ケタチツボスミレ Viola grypoceras f. pubescens (Nakai) M. Mizush.
サクラタチツボスミレ Viola grypoceras f. rosipetala Hiyama
ウラベニタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. discolor Nakai
ウワゲタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. hirtella Hiyama
カギタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. uncinata Sugimoto
ソラムキタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. ascendens Sugimoto
ヤエタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. plena Maeda
変種
シチトウスミレ Viola grypoceras var. hichitoana (Nakai) F. Maekawa
シロバナツヤスミレ* Viola grypoceras var. hichitoana f. kikuzatoi K.Nakaj.
* ツヤスミレがシチトウスミレの別名であるという認識に基づいている。
ケイリュウタチツボスミレ Viola grypoceras var. ripensis Yamada et Okamoto
コタチツボスミレ Viola grypoceras var. exilis (Miq.) Nakai
ヤクシマタチツボスミレ Viola grypoceras var. yakushimensis Masam.
異名
タチツボスミレ Viola sylvestris var. japonica Makino
ツルタチツボスミレ* Viola grypoceras var. rhizomata (Nakai) Ohwi
* テリハタチツボスミレの変種とする説が有力とされるが、一方、独立説も存在している。
タチツボスミレ(山陰型) [俗] サンインタチツボスミレ、その他、多くの通名が生まれた。
由来 grypoceras : 湾曲した角
外国語名 【中】 紫花菫菜、【韓】 낚시제비꽃
茎の形態 有茎種
生育環境 環境に左右されず、海岸近くから亜高山帯まで、いたるところで見ることができる。
分布 国内 北海道南部から沖縄まで、ほぼ日本全国で見られる。
海外 朝鮮半島(南部)から台湾、中国(中部)で見られる。
補足  
花の特徴 形状 中輪から大輪。
一般に淡紫色で紫条が入るが、花型、花色ともに変化が多い。
細長い円筒形で上に反る。
花期 長い。
花柱 筒型。
芳香 なし。
一般に花茎には毛がない。花茎が根元からも出る。
葉の特徴 形状 卵型が基本。
両面とも緑色。表裏で差が少ない。
托葉 櫛の歯のような切れ込みが入る。
典型品は葉先が尖る。
種の特徴 形状 倒卵形。へその方へ尖る。中小粒。
種子:暗黄褐色、種枕:淡褐白色。光沢はない。
 
根の特徴  
絶滅危惧  
基準標本 北海道、
オトメスミレは神奈川県箱根の乙女峠の採取品が基準標本、HELP!
ヤエタチツボスミレは熊本県阿蘇の採取品が基準標本
染色体数 2n=20
その他
タチツボスミレ ← 特徴のひとつである櫛状のたく葉

細長い果実の形状も特徴のひとつ→
タチツボスミレ
タチツボスミレ タチツボスミレ 左:430円普通切手(1994/04/25発行、現在は販売終了)
右:ふるさと切手「季節の花シリーズ」第2集(2012/03/01発行)
* (総務省|郵政事業サイトより)
 とにかく変化が多く、オトメスミレをはじめ品種、変種が多い。白花で距に淡紫色が残っているのがオトメスミレで、距も白いものをシロバナタチツボスミレと呼んでいます。シロバナタチツボスミレは比較的個体数が多いようです。
1999/06/20
 個体数ではタチツボスミレが最多ではないかと思います。交雑種も多く、とても写真だけでは同定できないのです。
 右の個体もタチツボスミレと思われるのですが、花弁の形状や色がとても変わっています。花弁以外はタチツボスミレの特徴を示していました。
 上の写真のような花弁は余り見かけないので突然変異かも知れませんね。自宅から歩いていける場所で撮影しました。翌年も同じ場所で咲くだろうかと楽しみにしていましたが、撮影の翌月には、ブルドーザーのキャタピラーの下敷きになっていました。雑木林が宅地になるのだそうです。この近くにはアカネスミレがたくさん見られ、2時間程の時間を掛けて、アカネスミレの大移動(脱走)を試みてしまいました。移動先は学校の学習用遊歩道なので、しばらくは雑木林のままだと信じていたのですが、この場所も住宅公団が買い上げているとのこと。もうすぐ日本の人口は減り始めるというのに、未だに山林を破壊して宅地化を続けています。愚かなことだと思うのですが・・・・・。

上の写真 : 千葉県船橋市  1999年4月30日

中の写真 : 東京都八王子市 2000年4月 2日

下の写真 : 静岡県富士宮市 2000年5月 3日


 中の写真は、どう見てもニオイタチツボスミレとの交雑種だろうと思います。このパターンはかなりの頻度で見られます。
 下の写真は、細長い花弁が反り返って、上を向いています。周りを見渡しても、この個体だけでした。
なんでしょう
なんでしょう
なんでしょう
1999/06/20
 シチトウスミレとツヤスミレは、ある信用できる資料では「別名」として扱われ、また別の信用できる資料では、それぞれに学名を伴って記載されています。ただし、シチトウスミレの方は変種で、ツヤスミレの方は品種扱いですね。
 シチトウスミレは八丈島では「じーがち」と呼ばれているそうです。名前が示す通り、八丈島や三宅島などの伊豆七島、伊豆半島に自生しています。「千葉県植物誌(『千葉県の自然誌』別編)」にも記載されていることは余り知られていません。
2008/11/16
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