岩手は広く、かつ、すみれが多いエリアの一つです。 (NYANの実家があります。)
結論から、これはシロバナオオタチツボスミレの方でしょうね。
タチツボスミレもオオタチツボスミレも個体数が多いので、当然、変異も多いという困った事実があります。唇弁の距の色合いは目安になりますが、変異の範囲でもあり、もう少しヒントが欲しいところです。
多くのすみれ好きたちは、遠目でも見分けていると思いますよ。 全体の印象もありますが、葉の見た目である程度のつかみを得ることができると思います。基本的に形状が異なります。それから、先端の尖り方、葉脈付近の凸凹具合が印象的です。 決定的なのは「托葉の繊細さ」でしょうか(4枚目に写っていますね)。オオタチツボスミレの方が大雑把です。
実は、花でも少しはわかります。 タチツボスミレは細面のキツネ顔、オオタチツボスミレの方は丸めで平坦なタヌキ顔っぽいかも。
さて、生物の種を確認することを「同定」と言います(古美術の真贋・価値評価は「鑑定」と、日本語はなかなか難しい)。 細分されているすみれの同定は間違いも多くなりやすいので、複数の方が意見を出して運営されているようなサイトをお薦めしています。珍しい種や、交雑種などになると、観察回数がモノをいうことになりますので、個人では限界がある訳です。 基本種なら、個人に尋ねても良いかも知れませんね。 |