青森のすみれ 各地のすみれ
 2008年のすみれを探す旅で出逢ったすみれたちは確かだと思っています。それ以外については、これまでに集めた情報、信頼性が高いと認識しているwebサイトからピックアップしました。まだ、未完成です。
 その後、やっと相応の資料を入手して更新しました。驚くことに民間会社が作成したものです。嬉しいことに、仮作成段階の情報とほとんど一致しています。ただ、一般に情報が古いのか、イソタチツボスミレ等の異名が多いようでした。さて、一つだけ問題がありました。アワガタケスミレという記載です。この時代ですから、ナガハシスミレの変種として記載されていましたが、どちらにしても青森にアワガタケスミレが自生するものか否か、別の情報があるまでは保留にしておこうと思います。他に雑種2種が記載されていたことを補足します。
(2009/09/07)

青森県のスミレ  2011年発行の「青森県のスミレ」を拝見しました。現在、詳細は分かりませんが、個人出版ではないかと思われます。
 よく情報収集されており、個人的にに信頼しているサイトの情報とよく一致しています。特徴としては、これまで記載がないコスミレについて黒石市での自生を記録している点です。
(2012/08/13)



イソスミレ オオタチツボスミレ フチゲオオバキスミレ テリハタチツボスミレ サクラタチツボスミレ
# 種(無茎) 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
1) アカネスミレ   〇* (A) (B) ウスアカネスミレ
2)   オカスミレ * (A)   無毛品種、シロバナウスゲオカスミレ
3) アケボノスミレ   * (A) (B)  
4) アリアケスミレ   * (A) (B)  
5) ウスバスミレ   * (A) (B)  
6) エイザンスミレ   * (A) (B)  
7) ゲンジスミレ   * (A) (B)  
8) コスミレ       (B)  
9) サクラスミレ   * (A) (B)  
10) (シハイスミレ) マキノスミレ (A) (B)  
11) シロスミレ     (A) (B) (ハダカシロスミレと記載)
12) スミレ   * (A) (B) ケナシスミレ、オオバナスミレ
13)   アナマスミレ   (A) (B)  
14) スミレサイシン   〇* (A) (B)  
15)   シロバナスミレサイシン * (A)   白変種
16) ヒカゲスミレ   〇* (A) (B)  
17)   タカオスミレ * (A)   葉が黒褐色、(オハグロスミレと記載)
18) ヒメスミレ   *   (B)  
19) フジスミレ ヒナスミレ * (A) (B)  
20)   フイリヒナスミレ   (A)    
21) マルバスミレ   〇* (A) (B) (ケマルバスミレと記載)
22) ミヤマスミレ   〇* (A) (B) ハダカミヤマスミレ
23)   フイリミヤマスミレ * (A) (B)  
24)   シロバナミヤマスミレ   (A)    
# 種(有茎) 品種または変種 自生確認 参考資料 補足
25) アイヌタチツボスミレ     (A) (B)  
26) アオイスミレ   〇* (A) (B)  
27) イソスミレ   〇* (A) (B)  
28) イブキスミレ   * (A) (B)  
29)   シロバナイブキスミレ   (A)   白変種
30) エゾアオイスミレ   * (A) (B) (マルバケスミレと記載)
31) エゾノタチツボスミレ   * (A) (B) ケナシエゾノタチツボスミレ
32)   シロバナエゾノタチツボスミレ * (A)   白変種
33) オオタチツボスミレ   〇* (A) (B) ケオオタチツボスミレ
34)   シロバナオオタチツボスミレ   (A)   白変種
35) オオバキスミレ   * (A) (B)  
36)   フチゲオオバキスミレ (A) (B) 海岸性変種、(フチゲキスミレと記載)
37)   ナエバキスミレ * (A)    
38)   ミヤマキスミレ * (A)    
39) オオバタチツボスミレ   * (A) (B) 絶滅危惧種
40) キバナノコマノツメ   * (A) (B)  
41) タカネスミレ   *      
42) タチツボスミレ   〇* (A) (B) ケタチツボスミレ、ウワゲタチツボスミレ
43)   アカフタチツボスミレ *      
44)   オトメスミレ * (A)  (B) ケオトメスミレ
45)   ケイリュウタチツボスミレ     渓流沿い植物
46)   サクラタチツボスミレ      
47)   シロバナタチツボスミレ * (A)   白変種、シロバナケタチツボスミレ
48)   ツヤスミレ   (A)   海岸性変種、(イソタチツボスミレと記載)
49) テリハタチツボスミレ   〇* (A) (B)  
50)   シロバナテリハタチツボスミレ *   (B) 白変種
51) ナガハシスミレ   〇* (A) (B)  
52)   シラユキナガハシスミレ   (A)   白変種
53) ニオイタチツボスミレ   * (A) (B) ケナシニオイタチツボスミレ
54)   シロバナニオイタチツボスミレ   (A)   白変種
55) ニョイスミレ   〇* (A) (B)  
56)   アギスミレ * (A) (B) 葉が弓状
57)   シラユキスミレ * (A) (B) 白変種
58)   ミヤマツボスミレ *   (B) 高地性品種
59)   ハイツボスミレ     (B)  
60)   ムラサキコマノツメ   (A)   高地性品種

変種や品種については主要なもののみを選びました

記号 参考資料 著者、編者 発行/出版 発行
(A) 青森県野生植物目録 細井幸兵衛 みどり造園有限会社 植生調査部 1994年12月15日
(B) 青森県のスミレ 虻川輝夫 虻川輝夫 2011年8月10日

気温グラフ 降水量グラフ
【参考:気象統計情報】 青森市の例 (総務省統計局資料を利用)

各地のすみれ 掲載種について

 「各地のすみれ」に掲載しております自生種などの情報は、ご覧いただければ一目瞭然ですが、収集した植物誌など、参考資料の記載内容を紹介しているものです。こうした参考資料は、一般に、県や市などの地方自治体や教育機関、地方の博物館や植物学会、研究団体(個人を含む)などが情報収集の上、編集したケースが多いと認識されます。

 それらの参考資料が編集された時期、目的や経緯、情報収集や編集をされた方々の属性はいろいろですので、一貫性は期待できません。また、ご承知の通り、植物分類学の世界でも学術的知見が変わり続けていますので、編纂時期によって種の名称や表現が変わっているのは、むしろ、当然と言えます。
 編集者の属性も千差万別であり、正直なところ「ちょっと怪しい」情報も、まぁまぁ存在しています。スミレ科に関する限り、このサイトに訪問されている方々の方が、よりディープな知識をお持ちである場合も多いことでしょう。

 「ちょっと怪しい」を超えて、「明らかに外来種である」とか、「これは歴史的に変更された事実がある」、もしくは「単純ミス」などというケースに対しては、それなりの注釈を付けています。
 こうした状況を踏まえて、ご意見や情報をいただくこともありますが、全く踏まえていただけず(笑)、『間違いが多いから直せ』といったアドバイスをいただくこともありました。しかしながら、これらの情報は、日本に植物分類学が定着を始めた頃から現在に至る、歴史的側面を含む「記載事実」ですから、皆様からの投稿で作り変えるといった性質もしくは対象ではありませんね。それは、明らかに編者各位にも歴史に対しても失礼な態度ではないでしょうか。
 現在、私たちが持っている知識は、こうした試行錯誤も含む歴史の積み重ねの上に成り立っているものです。その知識でさえ、来年には変わってしまうかも知れません。悪しからず、ご了承いただくべき性質だと考えて、簡単な補足を施させていただくものです。ぜひ、ご理解下さい。

 (2009/09/07) Latest Update 2019/03/04 [135KB]

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